今回は格安中古車が本当に経済的かどうかというお話。
ガソリン代もかなり高騰していて
うちの近所の練馬区近辺ではレギュラーで165円近辺。
Gogoガスなどのサイトで探せば安いガソリンスタンドもありますが
5円安いそこへ行くのにガソリンを1リッターも使うのはどうかな?と。
話が反れましたが、ガソリンが高いとどうしても国産新車のほうが
経済的に有利ではないかと考えられがちです。
しかし、お金が無くてクルマを買おうとしているのに
新車なんてものは夢のまた夢。
大体、手取り月収20万円の人間に分割払いの審査なんて通りません。
分割払いで余計に金利(安くて年利3%)を払うのもシャクです。
新車なんてものは格差の上のほうの人に任せておけばいいのです。
そう、アストンとかベントレーとかポルシェを買うような人たちに。
グチが入ってしまいました。
で、話を戻しますと、いくら低燃費なクルマでも
新車で考えると結構割高になると言うのが今回の本筋。
私が使っているクルマの経済的指標として
2年間2万km乗った場合の1kmあたりの概算費用があります。
これはクルマを買った場合にかかる費用と
ガソリン代、自動車税など
乗っている間に絶対かかる費用の合計から
2年後の下取り予想価格を引いた差額を
2万kmで割ったものです。
シュミレーションとして私が今乗っているオペルヴィータと
低燃費で下取りも高い上に中古車価格が新車価格を上回っている
トヨタの名車プリウス Sを比較してみようと思います。
プリウス S 新車 店頭渡し
車両価格 2,383,500円
重量税 56,700円
自動車税 34,500円
取得税 66,738円
自賠責保険 31,600円
登録費用 45,000円
合計 2,586,438円
翌年分自動車税
34,500円
ガソリン代 200,000円
平均燃費17km/Lで2万kmのガソリン代(レギュラー170円/Lとして)
2年分費用合計
2,820,938円
2年後の下取り予想価格
1,850,000円
下取り後の費用合計
970,938円
1kmあたりの費用
約49円
オペルヴィータ1.4 Swing 16V 1999年式 東京→名古屋引取り
車両価格 130,000円
重量税 37,800円
自動車税 34,500円
自賠責保険 23,170円
登録費用 6,500円
引取交通費 10,000円
車検費用 20,000円
修理積立 100,000円
合計 361,970円
翌年分自動車税
34,500円
ガソリン代 283,400円
平均燃費12km/Lで2万kmのガソリン代(レギュラー170円/Lとして)
2年分費用合計
679,870円
2年後の下取り予想価格
0円
下取り後の費用合計
679,870円
1kmあたりの費用
約34円
1999年式オペルヴィータに比べると
経済性が50%以上開いているのがお解りいただけると思います。
プリウスの下取りが210万円まであがってトントン。
プリウス以外の車種だと燃費と下取り価格で
もっと差が開きます。
オペルヴィータの燃費は6月から本日までのエアコンぶん回し、
日光、つくばコース1000を一回づつスポーツ走行という結果の数字。
特にエコ走行はしていません。エアコンは効きませんし。
しかし、東京-名古屋の高速燃費17km/Lと
かなり燃費がいいクルマなので極端な例と言われるかもしれません。
まぁ、クルマは経済性だけでは選べないので
あくまでも一つの指標として考えてください。