最近、特に気になっている時計の一つに
グッチのパンテオンがあります。
エッヂの立ったケースにスムースなベゼル。
バーインデックスとロゴだけのシンプルな文字盤。
いや、この文字盤はシンプルを通り越して
ミニマルな領域にまで踏み入れていますね。
最近出たデジタルもそうですがグッチの新しいラインは
どれもミニマル方向に進んでいて非常に好感が持てます。
多くのブランドにある意匠に凝ったものは
もうお腹いっぱいな感じがあります。
クルマにしても新しいVWゴルフは先代からかなりそぎ落として
シンプルになっているようですが、アイコンがしっかりしているから
誰が見てもゴルフとわかる。
アイコンなどのブランディングさえしっかりとしていれば
これからの商品はそぎ落としていったほうが
好感がもたれるような気がします。
ただし装飾に頼らない分、素材の力と仕上げが前面に出てしまうので
かえって高い商品になってしまうかもしれません。
しかし、そういう力が強いほうが長く使える商品になると思うので
最終的には結構お買い得かもしれません。
本来、日本の工業製品のお得意の分野だったはずなのですが
最近はどうしてしまったのでしょうか?