2008年11月28日

痛車軍団が全日本スーパー耐久選手権出場車をスポンサード?

前回のブログに書いたツインリンクもてぎでのスーパー耐久出場の
「チームGETWIN カルチャーショックDC5」

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15日のGPコースでクラス10位の完走、
そして翌日のオーバルスペシャルでは
なんとST4クラス3位で表彰台!!

本当におめでとうございます。

このレースでは痛車モータースポーツ集団
「AKIBA spec」がリアル薔薇乙女と共に
「チームGETWIN」の応援に駆けつけるなど
現場での話題性も豊富でした。
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この風景の写真は数々のモータースポーツファンのサイトを
彩っていたのは記憶に新しいところ。

そんな彼らのチームステッカーが
「チームGETWIN カルチャーショックDC5」インテグラの
フロントフェンダーに貼られているのを発見。
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下は彼ら「AKIBA spec」のメンバーのクルマ。
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キャラへ向ける大きな愛と同様に、同胞とともに戦う姿勢を表現した
強い力を感じ、深い感慨を覚えました。

痛車もただ晒して喜んでいるだけではなく
こういった活動に積極的に取り組んでいくこと、
興味本位の羞恥の目線から一つの文化、アートへの移行が
重要なのだと思います。

スポンサードってことだけであれば
初音ミクZ4への個人スポンサーっていう手もありますが
親近感はちょっと薄いかもしれません。
もっとディープに行きたいですね。

痛車もそろそろ次のフェイズへ向かっているようです。

posted by 北森 at 09:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月15日

スーパー耐久の老舗「痛車」

今日はスーパー耐久の最終シリーズ2デイズの取材で
朝早くからツインリンクもてぎに来ています。

スーパー耐久というのは全日本選手権のかかっている
国内自動車レースでもっとも市販車に近い改造範囲で争うもので
毎回、意外なドラマが繰り広げられる大変見ごたえのあるレース。

今年の夏に行われた富士でのGT選手権レースで
音楽製作ソフト「初音ミク」のキャラクターを貼った
BMW Z4でかなり話題になったのも記憶に新しいところです。

そのZ4っていうのは下のクルマですが
こっちはスーパー耐久なのでカラーリングが違います。
快調にポールポジションだったりします。
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そんな話題の痛車はなにもZ4だけではありません。
実は今年、スーパー耐久初参戦から
ずっと痛車で戦っているチームがあります。
「TEAM GETWIN カルチャーショックSPMDC5」インテグラ。
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今でこそスポンサーステッカーが数多く貼られていますが
まだスポンサーが少なかった初参戦当時は
ガンダムで有名な日本サンライズ制作のアニメ
「サイバーフォーミュラー」に出てくる
「SUGO アスラーダ」というレーシングカーの
カラーリングをまとっていました。
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写真のキャンギャルが着ている衣装も
そのアニメに出てくるキャンギャルのもの。
いわばチーム丸ごとがコスプレという
オタク文化を全日本選手権に持ち込んだ
初めてのチームなのです。

そんな背景からか、今回のスポンサーは
美少女ゲームソフトメーカーのコットンソフト。
ボンネットが見事に痛車然となっています。
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そんなオタク文化の金字塔を応援するべく集まったのも痛車。
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その上、各車のキャラクターに合わせたコスチュームの
コスプレイヤーまで用意する周到さ。
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そんな熱い応援に応えるかのように予選に飛び出して行くインテグラ。
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このクルマの出場するST4クラスは
最新型のシビック4ドアセダンType-Rが多数出場するので
予選結果としては最下位からひとつ上と
振るわないかのように見えるが
これは耐久レースであるのだから
そのあたりはちょっとした順番の差でしかないのだ。

これを書いている今の時点でレース時間が2時間を経過していない。
この先、何があるかわからないが現状はちゃんとと走っている。

あと2時間の後、順位を上げたゼッケン99番が
チェッカーを受けることを期待したい。
posted by 北森 at 13:49| Comment(1) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月04日

麻布 永坂更科の鴨せいろ

時すでに11月。
もう冬の味覚が恋しくなる頃である。

冬の味覚と言えばそれこそ多種多彩にあるが
冬の入り端にどうしても食いたくなるものに
鴨南蛮がある。

昨日、このどうしても食いたいと言う病が
私を麻布に走らせた。
お目当ては永坂更科総本店。

東京で気合を入れて蕎麦を食うと言えば
もう神田の砂場かここ「永坂更科布屋太兵衛」以外考えつかない。
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写真は永坂更科布屋太兵衛のサイトより引用

永坂更科で席に着いてまず悩むのは
鴨南蛮にするか、鴨せいろにするかである。
鴨南蛮は濃厚な味と鴨の独特の脂で
寒い日にはかなり身体を温めてくれるのだが
まだ時期的には寒いと言うほどではないので
蕎麦の香りがよりいっそう楽しめる
鴨せいろをいただくことにした。

やってきた鴨せいろ。
つけ汁には鴨肉をあぶったものが入る。
まず、この鴨肉に食らいつく。
鴨南蛮や鴨せいろでは存外な肉厚。
ステーキで言うところのミディアムレア。
噛むと中から染み出す肉汁の至福。
若いコが良く使う「ヤバイ」と言う言葉が
口をついて出てしまうほど。

こんな鴨肉の入ったつけ汁はまさに濃厚で
旨みの凝縮と言うにピタリとはまる。
これをつける蕎麦も香りは負けていない。

この鴨せいろは、蕎麦とつけ汁の戦いという様相で
素晴らしい格闘技をリングサイドで観戦するかのような
力強さを感じるのだ。まさに味と香りのぶつかり合い。
しかしエンターテイメントとしてのまとまりがある
そんな楽しみと言えようか。

蕎麦を食い終えても鴨せいろの楽しみは終わらない。
つけ汁に蕎麦湯を注し、その余韻をいつまでも楽しめる。

落語の世界では、蕎麦は手繰ると言い
食い終わるとすぐに席を立つのが粋とされるが
この鴨せいろだけは例外にしてもらいたい。
この余韻と〆のお茶にじっくりと時間をかけたくなるからだ。

鴨せいろごときに、ここまで御託を並べられるうえに
この御託を吐いたほどのものの代価が2000円とすれば
この上なく安いものだと感じるのだが、いかがなものだろうか?



posted by 北森 at 15:59| Comment(0) | TrackBack(0) | グルメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月01日

ミニマルは突き詰めるとデジタルになる?





フランスのlipというブランドのマッハシリーズは
ロジェ・タロンのデザインでMoMAの永久展示品となったりと
わりと有名ですが、このマッハのデジタルモデルは
ミニマルのきわみのようなモデルです。
逆D型アンシンメトリのケースとボールのようなプッシャー以外に
細かい意匠やギミックがまるで無い。
ここまでミニマルなモデルを着けると
時計に全く興味がないフリが出来ていいかもしれません。

MoMAの永久展示を勝ち取ること自体がミニマルの証し。
永久展示と言えばMovadoのミュージアムウォッチや
サムソナイトのオイスター。これらもかなりミニマル系。
posted by 北森 at 20:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 時計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする