2008年11月15日

スーパー耐久の老舗「痛車」

今日はスーパー耐久の最終シリーズ2デイズの取材で
朝早くからツインリンクもてぎに来ています。

スーパー耐久というのは全日本選手権のかかっている
国内自動車レースでもっとも市販車に近い改造範囲で争うもので
毎回、意外なドラマが繰り広げられる大変見ごたえのあるレース。

今年の夏に行われた富士でのGT選手権レースで
音楽製作ソフト「初音ミク」のキャラクターを貼った
BMW Z4でかなり話題になったのも記憶に新しいところです。

そのZ4っていうのは下のクルマですが
こっちはスーパー耐久なのでカラーリングが違います。
快調にポールポジションだったりします。
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そんな話題の痛車はなにもZ4だけではありません。
実は今年、スーパー耐久初参戦から
ずっと痛車で戦っているチームがあります。
「TEAM GETWIN カルチャーショックSPMDC5」インテグラ。
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今でこそスポンサーステッカーが数多く貼られていますが
まだスポンサーが少なかった初参戦当時は
ガンダムで有名な日本サンライズ制作のアニメ
「サイバーフォーミュラー」に出てくる
「SUGO アスラーダ」というレーシングカーの
カラーリングをまとっていました。
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写真のキャンギャルが着ている衣装も
そのアニメに出てくるキャンギャルのもの。
いわばチーム丸ごとがコスプレという
オタク文化を全日本選手権に持ち込んだ
初めてのチームなのです。

そんな背景からか、今回のスポンサーは
美少女ゲームソフトメーカーのコットンソフト。
ボンネットが見事に痛車然となっています。
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そんなオタク文化の金字塔を応援するべく集まったのも痛車。
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その上、各車のキャラクターに合わせたコスチュームの
コスプレイヤーまで用意する周到さ。
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そんな熱い応援に応えるかのように予選に飛び出して行くインテグラ。
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このクルマの出場するST4クラスは
最新型のシビック4ドアセダンType-Rが多数出場するので
予選結果としては最下位からひとつ上と
振るわないかのように見えるが
これは耐久レースであるのだから
そのあたりはちょっとした順番の差でしかないのだ。

これを書いている今の時点でレース時間が2時間を経過していない。
この先、何があるかわからないが現状はちゃんとと走っている。

あと2時間の後、順位を上げたゼッケン99番が
チェッカーを受けることを期待したい。
posted by 北森 at 13:49| Comment(1) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする