2009年01月25日

宇宙をかける少女というアニメを見て思うこと

テレビ東京でやっている深夜アニメ「宇宙をかける少女」を見始めました。

アニメなんて1話からテレビで見るのはもう20年くらいぶり。
ツタヤなんかでDVDを借りてみるものでしたから、アニメって。

映像がどうとか、キャラがどうとか
そういう話題は専門の方々にお任せするとして
このアニメを見てちょっといいな、と思うところは別にあります。

主人公の相棒と言うかマスコット的な「こびと」がいるのですが
これが部類の乗り物好き。
いまから一万年後の地球近郊の外宇宙が舞台なので
自動車や電車がクラシックと言うか
古代の遺物と言うことになっており
「こびと」がそれを見かけるたびに
目をキラキラさせてときめいているのです。

子供のとき、乗り物を見るとこういう目をしていたな
とこの「こびと」を見て思い出しました。

クルマ、電車に限らず乗り物っていうのは
本来「ときめく」ものなんですよね。
自分より大きいものを操ることが出来るわけですから
「ときめき」と「あこがれ」の象徴でもありました。

いまでもクルマを運転するとき
特にサーキットなどで全開で走れるような場所にいけば
かなり「ときめき」ますし
上手に操ることのできる、つまり速い方を見ると
「あこがれ」ます。

いま、クルマに興味が無い若者が増えている
と巷では言われていますが
「ときめき」と「あこがれ」を伝える手段が
うまく行ってないのだろうな、と思うのです。

自動車雑誌やその周辺のジャーナリズムだと
購買につながる層にしかモノを伝えていない。
これだと少年少女には「ときめき」は伝わらない。

僕だって、いきなりカーグラフィックを買ったわけではなく
その前に池沢さとし先生の「サーキットの狼」が
「ときめき」を教えてくれましたし
しげの秀一先生の「バリバリ伝説」でときめいて
当時「サイクルワールド」というバイク雑誌を買ったのです。

「ときめき」を与えてくれたのはジャーナリズムではなく
エンターテイメントな創作だったのです。

まさか深夜アニメでそんなことに気づかされるとは
本当に意外でした。
posted by 北森 at 13:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月23日

ホンダの鈴鹿8耐撤退についてのマスコミのアレルギー作用

鈴鹿8耐撤退について
ホンダはしっかり否定しています。

http://car.jp.msn.com/new/news.aspx/root=au002/article=12112/

ホンダのワークスチームが参加しないだけで
鈴鹿8耐にホンダのバイクが出ないわけではないのです。
だいいち、ホンダの鈴鹿8耐ワークス撤退について
否定的に騒いでいる連中は
おおかた鈴鹿8耐を見たことも無い連中ばかりではないでしょうか?

鈴鹿8耐は開催当初からプライベーターのお祭りです。
ホンダはワークスチームも参戦していましたが
多くは準ワークスともいえる販売店チームに
ワークス準拠のマシンを提供して盛り上げてきたのです。

そのマシンが型落ちになれば下位のチームに譲渡し
プライベーターの育成に役立ててきました。

ホンダが鈴鹿8耐を完全撤退するというのは
こういった流れを一切止めることであり
F1のように己のチームのみ参戦しない
という問題ではないわけです。

鈴鹿8耐にワークスチームが出ないのと
ホンダが鈴鹿8耐を完全撤退するということの
意味のはき違えを新聞各社に代表される
マスコミ各社はもう少し考えるべきであろうかと思います。

そして、この間違った報道を読んで
アンチホンダになってしまった方々
今一度、ホンダの発表に目を通して
冷静に考え直してください。
posted by 北森 at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月19日

今、買って損はしないクルマ AUDI A3

最近、「不況だからクルマも考えないと」という話を多々聞きます。
メルセデスのEクラスからCクラスに買い換えたり
BMWの540から335に乗り換えたりなど、
不況を意識したクルマ選びをしていらっしゃる方が多いのですが
小さくすればそれでよし、というのは
いささか間違っているような気がします。

実際、2リッター以上のエンジンであれば
プレミアムなクルマだとそれなりにガソリンも食うわけですし
見た目の印象も結局のところセダンであれば
遠目に見ると差がわからない上に
クルマに詳しくない方々の目には同じクルマに見えないことも無い。

クルマをダウンサイジングしようと思えば
思い切った選択をしないと目立たないのです。

かと言って、いきなりプリウスというのは
運転している喜びや楽しみが異質なものになりますから
メルセデスやBMWに乗っていた方々からすると
窮屈な我慢を強いる様な気がしてなりません。

ドイツ車という選択肢で考えても
ゴルフのTSIトレンドラインという
省燃費対応のモデルがありますが
乗り味や内装という点でも
プリウスよりはマシ、というレベル。

そんな中、アウディはA3にかなり戦略的なモデルを登場させています。
スポーツバック 1.4TFSIという一番ベーシックなモデルがそれ。


写真はMSN自動車から転載

アウディA3というと、現状ではアウディで一番小さなモデルです。
しかし、乗り心地などアウディらしさは健在。
そしてA3のみエンジンが横置きなので
A4以上よりも軽快なハンドリングを味わえます。
そんなA3にゴルフのトレンドラインと
同じエンジン、ミッションを積んだモデルが1.4TFSI。
というよりもプラットフォームは
ゴルフと共通と言うほうが正しいかも。

ゴルフと共通だからと言っても、やはりアウディ。
大きめなシートや革巻きハンドルなど装備は豪華。
タイヤもホイールもゴルフと比べれば3ランクくらい上。
その上、アウディのデザインの説得力はかなり大きい。
ワゴンぽくも見える5ドアでフロントデザイン、
特にライト周りはLEDライトでキラキラ成分も補給。
ベーシックでエコなモデルでも安っぽさ、貧乏臭さは皆無。

エンジンは1.4リッターとは言え、ターボで過給。
ぶ厚いトルクで運転が楽々。
高速道路100km/hの日本の道では馬力よりもトルクが大事。
まさに日本向けセッティング。
その上、マジですか?の低燃費。

まぁ、アウディってだけで余計な御託は必要ないんですけどね。
それが300万円を切った299万円です。
ゴルフと比べてもパーツ差額以上のお買い得な価格設定。
それ以前に299万円には見えませんよ、この質感は。

プリウスを今から注文して1年待つよりも
すぐに手に入るアウディA3スポーツバック1.4TFSIの方が
ダウンサイジング効果が高いような気がします。

少なくともおしゃれで賢そうなイメージはありますよね。
posted by 北森 at 06:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月12日

初音ミクも走る?ママチャリグランプリ2009「ママチャリ世界一決定戦」

1月10日 午前6時半

前日の雪がまだ残る富士スピードウェイ
グランプリコースのピットロード。
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ここに、これから過酷なレースを繰り広げるマシンたちが
一斉に整列する。
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スーパーママチャリグランプリ(第2回 ママチャリ日本グランプリ)が
ここ富士スピードウェイ グランプリコースで開催され
今年も懲りずに参戦をしてきたのである。

この競技会、「ママチャリグランプリ2008シリーズ最終戦」と
「極寒チーム対抗7時間耐久ママチャリ世界選手権」のサブタイトルがつく。
2008年度シリーズ全3戦の最終戦で
前の2戦はカートコースで行われ
最終戦がこのグランプリコースで戦われるのだ。
また、ママチャリという規格自体、
日本の道路交通法が偶然産んだ独自のものであり、
世界選手権というのもあながち大げさではない。
そして、極寒ということだけは間違いない。
どちらかというと「極寒!!」と表記してもいいのではないか
とも思うのだが。

そんな、イベントタイトルだけでくじけそうなこのレース、
昨年を上回る1049チームが参加。
かなりの大盛況で、入場の混雑を緩和するために
前日の夜9時から会場をオープンするなど
サーキットイベントとしてはかなり異例なことだらけ。

異例といえば、昨年同様パドックエリアではバーべキューOK。
あちこちから肉や鍋の匂いが立ち上がる。
私たちのチームも負けじと豚汁鍋を用意した。
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日の出前からの極寒の中、
入場、準備をした身には暖かい汁物はありがたい。

今回のチーム編成を軽く説明すると
前回、マシン製作をお願いした痛車チーム「AKIBA Spec」が
参加チームとしてエントリー、そこに合流させていただく
というかたちでの参戦となった。
このチーム、前回以上に国防公務員の増員をし必勝体制
我々がどこまで足を引っ張らないかが肝となるのだが・・・。

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今回、用意したマシンは前回の教訓を生かした
上り坂重視のセッティング。
前回の6段変速では一番遅いギアと一番速いギヤの
2種類しか使っていないことがわかっているので
つなぎが一段だけの内装3段変速。
しかし、変速機構含め全てが中国製というこのマシン、
信頼性に若干の不安が残る。
スポンサーである美少女ゲームメーカー
ABHARClochetteのロゴ、
そして編集の方がメンバーとして参加したので
新潮社の自動車雑誌「ENGINE」のロゴが貼ってある。

スターティンググリッドは「気合順」で決定する。
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コースオープンの合図の後、以下に早くグリッドに着くかが勝負。
1000台以上のママチャリが我先にと場所を奪い合う姿には
ママチャリといえども過酷な戦いになることを予感させるに充分だ。

サーキットでスターティンググリッドといえば
キャンギャルが華である。
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この時点でまだ気温が氷点下であるにも関わらず
この姿でチームを応援する根性は
他のチームであっても尊敬に値する。

こちらは大会の正式レースクイーン。
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昨年には無かったサービス。
このレースが盛り上がってきた証拠だろう。

そしてわがチームのスターティンググリッド。
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ピットボードにはスポンサーである美少女ゲームメーカー
ABHARClochetteのキャラクター、
そしてわかる人にはわかるであろう
「最後尾ではありません」の表記。
スターティングライダーは国防公務員君だ。

午前8時40分
いよいよスタートが切られる。
ピット上の大型ビジョンには第1コーナーへ突っ込んでいく
総勢1000台以上のママチャリが映し出された。
その数のすごさは圧巻である。

日も出て、コース上も凍結はなくなったと思われていたが
脇のほうはまだまだ凍っている。
その上、第一コーナーはかなりスピードが乗る上に
曲率がきついので、速いチームほど転倒の確率が高い。
2周目には早くも救急車が出動した。
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ママチャリごとき、となめていると手痛いこととなる。
参加者によっては、これは立派なエクストリームスポーツなのだ。

とはいえ、1000台以上も参加しているのだから
趣向をこらした面白い参加者も多数いる。
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戦隊ヒロイン風

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消防隊は消防車風デコレーション。

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初音ミクもネギを振り回しながら走る。

ママチャリならではのファミリーな風景も。
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子供たちが乗る自転車に限り、ママチャリである必要が無いので
大人を凌駕する場面も多い。疲れを知らないというのがうらやましい。

そんな中、我が「AKIBA Spec」チームの
やる気漲り過ぎな全速力スタイル。
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上体を低く保ち、スピードを安定させるためにカゴを持つ。
このスタイルは上位集団では定番である。

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優勝チームもこのスタイルだ。

この日は特に風が強く、風の抵抗を減らすという意味でも
このスタイルは有効であるが、
どうしても上体が起きてしまう上り坂では
向かい風の影響で思うように前に進むことが出来ない。
私も、昨年は1周12分ほどであったラップタイムが
18分まで落ち込む。この差はすべて上り坂の向かい風の影響だ。

この向かい風の影響か、規定周回を終えてピットに帰ってくる
どのライダーもすっかりバテている。
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順調に周回を重ねていた我々だが
残り時間2時間となったところでアクシデントが勃発。
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なんと、走行中にペダルが外れてしまったのだ。
作業ができる場所はピットロードと
ヘアピンに作られた特設ピットのみ。
ヘアピン手前500mほどのところでのアクシデントだったので
ヘアピン特設ピットまで押して来ることになった。
連絡用の自転車から部品を移植しての再スタート。
リタイアという最悪の状態は免れたが、
やはりここは戦場であるということを
再認識させられる場面であった。

7時間経過の午後3時40分。
風の影響やマシントラブルもあったりはしたが
転倒などによる怪我なども無く、最終ライダーが無事にゴール。
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この長い戦いを無事に走りぬいた。
そんな楽しさと達成感をともに味わったメンバー達。
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なお成績は272位、周回数26周。

しかし、順位などを問題としない達成感がチーム内、
そして大会参加者の中にあふれている。
きっと、その達成感を求めて来年もここに集まるだろう。
少なくとも私たちは次も、この日のここに立っている。

posted by 北森 at 04:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月06日

やりやがったな、ポルシェ。

あけましておめでとうございます。

新年のゆったりとしたお休みムードが抜け切れていない今日この頃
海外では大きなニュースが目白押しです。

その中でもこれはかなりの大ニュース。

http://www.afpbb.com/article/economy/2555001/3657005



VWがいよいよポルシェの完全子会社になりました。
ポルシェ博士が作った名車フォルクスワーゲンを
孫の代にして、やっと創業家が取り戻したと言うことでしょうか。

セアト、アウディ、ベントレー、ランボルギーニ、ブガッティ、その他諸々の
大きなブランドがこの瞬間にポルシェの軍門に下る。
そのうえ、ファッションでポルシェデザイン、時計ではその子会社のエテルナ。
そのうちブライトリングも軍門に下るのでは何かという噂も・・・。

ピエヒの執念か、時代の流れと見るか。
それにしてもボクスター発表前のポルシェでは考えられない成長ぶりです。

ポルシェと言えば初のサルーン「パナメーラ」が今年デビューします。
噂では300馬力のもので600万円台からという戦略的価格。
この不景気でもポルシェの快進撃は続くようです。


写真はMSN自動車ニュースから転載
posted by 北森 at 20:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする