2009年07月28日

電気自動車の充電インフラ、相次いで発表

昨日から三菱のi-MiEVの一般受付が開始され
来週、8月2日には日産の新しい電気自動車が
発表されるというこの時期に
充電インフラを四電工と昭和飛行機、という企業が発表した。

四電工は普通充電器という名目で
ブレーカーと200V用コンセントを組み合わせただけ
のもので、受電やブレーカー周りの電線が剥き出しなのは
かなり危険ではないかという気もする。
ここは化粧板かなにかで隠すべきであろう。
いかにも「間に合わせで作ってみました」的な感じではあるが
私が懸念していた盗電に対しての対策として
鍵付きのボックスに収まっているというのは評価できる。
でも、汎用のネグロス200番なんだろうな、鍵。

この内容だと価格はもう少し安くというか
3割は安くできるだろうと思うのだけど。


現在発売中、もしくは直近で計画されている電気自動車を
全く無視してはいるのだけども、かなり新しい提案なのが
昭和飛行機の非接触給電システム
電線を使わないということで、これはかなり安全です。
ホームベース型の台座の上にクルマを駐車するだけで充電開始。
コンセントに差したり、ケーブルを延ばしたりという手間は無し。
対応しているクルマが無いことはさて置き、コストが高いのが難点。
しかし、手間と安全に関してはピカイチ。
急速充電設備は全てこれにすればいいのにと考えます。


最後に紹介するのは有限会社MECという企業の
コンセント付き車留め
これはかなりのアイデア商品です。
多分、クルマに一番近い場所に設置できるコンセントだとは思います。
ただ、あまりに位置が低すぎるので防水性能や漏電対策など
疑問が残る部分は多々ありますが・・・。


その他、電気自動車用と謳われている充電設備も多々ありますが
どうしても既存のコンセント活用から抜け切れていない
との印象は拭いきれません。(昭和飛行機は例外として)

やっぱり電気を甘く見ています。

電気は見えない、匂いも無いという危険性を持っています。
その上、家庭用電源での電気自動車の充電というものは
ヘアドライヤーをターボモードで回す以上の電気を
8時間以上も人目に触れずに流し続けるのです。

万が一、クルマに差し込んでいたプラグが抜け落ちていたら。
何かの拍子で電線が断線したら。
こんなときにしっかりとコンセント側で電気を遮断する機構を
取り付けないと危なくてしょうがない。

もっと真剣に安全性を考えないといけない。

もし、今から充電設備を開発しようという方は
この遮断する機構の実用新案保持者をご紹介します。
遠慮なくお問い合わせ下さい。







posted by 北森 at 03:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする