うちに届く時計雑誌各誌をパラ見していると
今年はなんだか時計業界も不調のようですね。
特に富裕層に向けて復活させたブランドは厳しそう。
銀行出身者やファンドマネージャー出身のCEOが
投資家から金をかき集めてブランド権を買い上げたような
いまさら感の強いブランドはどんどん淘汰されていくんでしょうね。
やっぱり実力のある中間価格帯のメーカーやブランドが
いま強みを発揮しています。
ここはロレックス、オメガが断然強い。
EDOXも踏ん張りどころ。
国産はどうよ、と思ってみていると
雑誌の評価は相変わらず低いですね。
正直な話、セイコーをいくらプッシュしても
広告料は増えないからなんでしょうけど
だからといってセイコーの評価をしないのはどうかと。
機械式にしても、すでにスイス製は越えてますからねぇ。
クォーツなんて独走一人旅。
それでもって価格も安いと来ている。
わたしの個人的価値観から言うと
IWCのビッグインジュニアを買うくらいなら
グランドセイコーとか買って
お釣りで香港に北京ダックを食いに行きます。
ペラトンよりマジックレバーですよ。<意味不明。興奮しすぎ。
クォーツが評価されないのはセイコーに限ったことではありませんが
その中にあってセイコーの自動巻き充電Kineticは
ユーザー側からは高い評価を受けています。
写真のモデルは2000年に500本限定367,500円で発売された
SEIKO KINETIC SPORTURA Ref.9T82-0A70 Ca.2000というモデルです。
これがいまだに中古市場で17万円前後の値をつけている。
その上、10万円以上のセイコーのクォーツモデルは
20年前のものでも迅速修理が可能です。
実際、15年前のKINETIC フライトマスターを
ヨドバシカメラで普通に修理しましたから。
セイコーのクォーツは世界的に見てもユーザー評価は高いのに
どうもメディアは認めようという気がないようです。
まぁ、好きな方には今のうちに買っておける
というチャンスではあります。