このナポリタン、
源流はアマトリチャーナと言われています。
ケチャップとハムやベーコンまたはソーセージと
たまねぎ、ピーマンをいれて炒めたスパゲティだと言うことで
見た目以外はアマトリチャーナと全く別物ということは
皆様もご存知でしょう。
昨今、いわゆる昭和の喫茶店メシと言うのが流行りつつあり
その定番メニューのナポリタンがじわじわ来ているのです。
ご家庭で気軽に作れるという理由のためか
一部のスーパーマーケットではわざわざナポリタン用の
材料をまとめたコーナーができるほど。
ただ、ここでわりと蔑ろにされているのがケチャップです。
スパゲティは輸入国産と各種取り揃えられていたり
ハムやベーコンも高級品から普及品まで並んでいるのに
ケチャップはカゴメだけ。
カゴメが悪いとは言いません。むしろ最高と言ってもいいでしょう。
ですが、カゴメだけ、と言うのはいただけない。
普通に買えるケチャップでもハインツやデルモンテがあるのに。
ケチャップは銘柄で甘みと酸味の違いが明白。
ここにかなり好みが入ってくると思うのです。
うちなんてオムレツはカゴメでも
ナポリタンはデルモンテです。
カゴメをナポリタンに使うと食味が軽い気がしてならない。
スパゲティなぞママでも明治屋でもディチェコでもなんでもいい。
ナポリタンは微妙な麺の香りを楽しむのではないのですから。
そんなのはペペロンチーノに任せておけばよいのです。
ナポリタンにはどれがいいとか悪いとか
はっきりと言えるわけが無いのですが
ケチャップが味の大部分を占めていることは明白です。
だからこそもうちょっと光を当てて欲しいものです。