メルセデスのEクラスからCクラスに買い換えたり
BMWの540から335に乗り換えたりなど、
不況を意識したクルマ選びをしていらっしゃる方が多いのですが
小さくすればそれでよし、というのは
いささか間違っているような気がします。
実際、2リッター以上のエンジンであれば
プレミアムなクルマだとそれなりにガソリンも食うわけですし
見た目の印象も結局のところセダンであれば
遠目に見ると差がわからない上に
クルマに詳しくない方々の目には同じクルマに見えないことも無い。
クルマをダウンサイジングしようと思えば
思い切った選択をしないと目立たないのです。
かと言って、いきなりプリウスというのは
運転している喜びや楽しみが異質なものになりますから
メルセデスやBMWに乗っていた方々からすると
窮屈な我慢を強いる様な気がしてなりません。
ドイツ車という選択肢で考えても
ゴルフのTSIトレンドラインという
省燃費対応のモデルがありますが
乗り味や内装という点でも
プリウスよりはマシ、というレベル。
そんな中、アウディはA3にかなり戦略的なモデルを登場させています。
スポーツバック 1.4TFSIという一番ベーシックなモデルがそれ。
写真はMSN自動車から転載
アウディA3というと、現状ではアウディで一番小さなモデルです。
しかし、乗り心地などアウディらしさは健在。
そしてA3のみエンジンが横置きなので
A4以上よりも軽快なハンドリングを味わえます。
そんなA3にゴルフのトレンドラインと
同じエンジン、ミッションを積んだモデルが1.4TFSI。
というよりもプラットフォームは
ゴルフと共通と言うほうが正しいかも。
ゴルフと共通だからと言っても、やはりアウディ。
大きめなシートや革巻きハンドルなど装備は豪華。
タイヤもホイールもゴルフと比べれば3ランクくらい上。
その上、アウディのデザインの説得力はかなり大きい。
ワゴンぽくも見える5ドアでフロントデザイン、
特にライト周りはLEDライトでキラキラ成分も補給。
ベーシックでエコなモデルでも安っぽさ、貧乏臭さは皆無。
エンジンは1.4リッターとは言え、ターボで過給。
ぶ厚いトルクで運転が楽々。
高速道路100km/hの日本の道では馬力よりもトルクが大事。
まさに日本向けセッティング。
その上、マジですか?の低燃費。
まぁ、アウディってだけで余計な御託は必要ないんですけどね。
それが300万円を切った299万円です。
ゴルフと比べてもパーツ差額以上のお買い得な価格設定。
それ以前に299万円には見えませんよ、この質感は。
プリウスを今から注文して1年待つよりも
すぐに手に入るアウディA3スポーツバック1.4TFSIの方が
ダウンサイジング効果が高いような気がします。
少なくともおしゃれで賢そうなイメージはありますよね。