充電インフラについて検索を続けていたら
ずっと懸念していた盗電、感電の危険性に対する解答を
唯一出してきたメーカーがあった。
その名も豊田自動織機の「倍速充電器」。
そもそも豊田自動織機という会社は
1990年代から電気自動車のインフラ開発をしてきた企業で
日産ハイパーミニという電気自動車の充電設備を設計開発した。
電気自動車の充電には実績のあるトヨタ系の企業。
実はトヨタ系の企業というよりもトヨタ自動車を含む
トヨタグループの創業者系企業。
豊田自動織機から分社したのが豊田自動車ですから
彼らは自分たちを本家、トヨタ自動車を分家と呼びます。
これは余談ですが。
今回の倍速充電器、なにが「キタコレ」なのかというと
200V充電で設計、製作されている点。
今回発表になったものは官公庁向けの製品ですが
この製品からタイマーなどを外して簡素化し
壁掛けの家庭用として10万円未満で発売すれば
家庭用充電に対する安全性は飛躍的に上がります。
それも、トヨタだけでなく三菱、日産など電気自動車を
販売する全てのディーラーで扱えば普及は加速します。
また、この製品と飲料などの自動販売機を一体デザインで
連携させれば、缶コーヒーを買って充電するという
自動車評論家の三本氏や国沢氏の主張する「自動販売機充電」も可能。
このデザインからするとパーキングメーターへの組み付けも可能かと。
交流200V充電をまともに考えている企業が存在したのもビックリですが
それが豊田自動織機という充電器業界の老舗ってところが
さすがだ、と思ったわけです。
豊田自動織機さま、どうか早い時期に家庭用充電器を発表してください。