初台の刀剣博物館へ行きました。
取材内容はENGINE誌8月26日発売号の
ENGINE BEATを読んでいただくとして
その他の感想を書いてみようかと。
インタビューなどの取材を博物館事務所の
打ち合わせスペースで行っていたのですが
こちらの博物館、鑑定も業務に入っているようで
次から次へと鑑定依頼者がやってくる。
日本刀ってけっこう流通しているんですね
というのを実感しました。
多くは古美術商の方々なんでしょうが。
聞けば、日本刀は登録さえしてあれば
誰でも所持できるとのこと。
それも登録先は都や県の教育委員会。
警察じゃないんだ。ちょっと敷居が下がった感じ。
でも、美術品として流通しているのだから
やっぱりお高いですね。無銘無鑑定で30万から。
鑑定書がついていたりすると途端に跳ね上がります、お値段。
こういうもので金額の話をするのも下世話ですが。
どうせ持つなら村正とか正宗でしょ、なんて言ったら
値段なんかつけられない、といわれました。
ましてや個人で持っている方は絶対に市場に出さないらしい。
まぁ、そうでしょうね。
三菱創始者の岩崎弥太郎が
金に糸目はつけないからかき集めて来い
と社員に指示を出したというくらいの代物ですから。
庶民どころか貧民のわたくしには手が出ない。
手入れをしてあるとはいえ
1000年も前の鉄なのに、黒くなっていない。
特に鎌倉時代の刀の鉄は
現代の最新製鉄技術でも再現できないらしく
現代の刀工が死に物狂いで研究しているということ。
日本刀は武器ではあっても、
なんだか不思議な輝きがすごく魅力的です。
最近、女の子が刀にハマるのも解かる気がする。