もう少し書きたいことがあったのですが
ママチャリグランプリやら何やらといろいろあって
ちょっと更新が止まっていました。
これを含めてあと2本ほど書きます。
復活第一弾はメルセデスのストレッチリムジン。
展示車両はS600ベースのパーソナルな4人乗りと
S500ベースの6人乗りの2仕様。
まずはS500。
この位置から見ると長さが際立ちます。
全長にして1500mm程度の延長でしょうか。
通常のストレッチリムジンはフロントドアとリアドアの間
いわゆるBピラーという部分にパネルを足して延長するのですが
このクルマの場合リアドアも30cm程度延長して
乗降性の向上を図っているところが珍しい。
日本のカスタムメーカーならではの配慮といえるでしょう。
その延長されたドアを開けると
その開口部の大きさに驚きます。
室内はまさに広大。
この広さの確保のために内装は一度全て取り外されるので
注文に応じてどのようにもカスタマイズできます。
今回の出品車はビジネスライクな
送迎用の設定で製作されているようです。
メインゲスト、またはオーナになるであろう方が
メインで座るポジションには
移動中でもビジネスがこなせるようにと
PCが取り付けられています。
現状では携帯電話使用のインターネット接続ですが
2009年度以降にはWimax広域インターネット接続が
搭載される予定です。
そして驚いたことにメルセデスベンツ日本の
ステッカーが貼られています。
基本的にメンテナンスはこのクルマを製作した
カスタムメーカーが行うのですが、
緊急時にはメルセデスのディーラー網での
応急処置も受けられるという安心感を得ています。
そして、もう一つの驚きは低公害。
低排出ガス車認定四つ星。
これからはこういうクルマも低公害が基本です。
そしてS600。
こちらは完全にパーソナルユース。
今回の出品車には展示にも際立ちをということで
キャビネット奥にもモニタを設置して
ハイビジョンアクアリウムが流されていますが
キャビネットや内張りなど室内の全ては注文により
全てが変更可能ということです。
価格的には基本仕様で6人乗り4000万円程度
4人乗り3000万円程度という設定。
戦略的にはメルセデスS600とマイバッハ、ロールスロイスの
ほぼ中間の価格で、この価格帯を求める人々に
訴求していきたいとのこと。
年間50台を目標としているそうですが
逆に考えると年間50台もこの手のクルマが作れるということ、
その設備と技術に驚きを隠せません。
このクルマの製作は株式会社アミューザ。
沖縄県でリムジンを製作する企業です。
東京にもショールームがあるそうなので気になる方は
サイトをチェックして下さい。
オートサロンもこういう方向でのパーソナルカスタマイズが
もっと増えてもいいかなと考えさせられる1台でした。