2008年05月08日

本当の麦茶の味


写真は虎屋菓寮のサイトから引用

虎屋菓寮という和菓子の喫茶店で
衝撃的な出会いがあった。

麦茶である。

家で煮出そうが、パックを買おうが、
ペットボトルで買おうが
どこで飲んでも、何を飲んでも
代わり映えしないと思っていた、麦茶。

虎屋菓寮で水の代わりに出された麦茶を飲んで
麦茶っていうのは本当はこれなんだと、考えを改めた。

その、出された麦茶はほんのり甘い。
砂糖やなにかの味付けではなく、麦の甘さだ。
そう、いうなればグレンリヴェット12年の水割りから
アルコール分を抜いたような味。

麦茶もモルトウィスキーも原料は大麦なのだから
味の本質は似ていて当然なのだが、麦茶に関しては
あまりにもおざなりに淹れていたのではないだろうか。

試しに家で、正しい淹れ方の麦茶を作ってみた。
丸の麦茶を使い、裏面の説明書どおりに煮だした後
1時間ほど麦茶の玉を入れたまま蒸らす。

虎屋菓寮ほどではなかったが、確かに甘くなる。
水で淹れる麦茶やペットボトルにはない味わいだ。

考えてみれば、祖母が生きていた頃は
これに近い麦茶が冷蔵庫に
普通に入っていたような気がしてきた。

ちょっとした手間は非常に重要なのである。
posted by 北森 at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | グルメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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